ナレーション・
スタッフ

ナレーション 戸塚 純貴

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1992年7月22日、岩手県出身。
ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』で俳優デビュー。近年の主な出演作に、『警視庁ゼロ係season3』(18/TX)、『PTAグランパ!2』(18/NHK BSプレミアム)、『銀魂2掟は破るためにこそある』(18)、『走れ!T校バスケット部』(18)、『青の帰り道』(18) など。本年だけでも、金曜ナイトドラマ「私のおじさん」(EX)、映画『シスターフッド』など、出演作が後を絶たない注目の俳優である。
映画『ケアニン』では、主人公の介護福祉士・大森圭役を好演している。

監督・撮影・編集 
佐々木航弥

1992年8月7日、岩手県出身。
大阪芸術大学映像学科卒業。大学時は、映画監督の原一男に師事。卒業制作「ヘイトスピーチ 」('15)が全国公開される。本作では「僕」として、1年間の密着取材を敢行。

主題歌 香川裕光

1986年6月30日、広島県出身。
元、重症心身障害児・者福祉医療施設の介護職員。優しい歌声と豊かな表現力を持ち、全国を旅しながらライブ活動を行っている。映画「ケアニン」では主題歌「星降る夜に」を作詞、作曲。全国各地にて年間150本以上のライブ活動を行いつつ、広島のラジオ番組でDJもこなす。

ナレーション 戸塚純貴

映画『ケアニン』は、介護や福祉に未知の俳優戸塚純貴を介護士として作り上げてくれただけでなく、一個人としても福祉を考えるきっかけをくれた僕にとってかけがえのない作品です。
監督の佐々木君は同郷で同じ歳。僕があおいけあへ研修に行った際には、既にじいちゃんばあちゃん達と仲良くなっているほど足しげく通いカメラを回していました。
今回ナレーションを務めさせて頂けることは嬉しさとその反面、身が引きまる思いです。あおいけあでは自分が思っていた介護の少し硬いイメージやシステムはそこには存在しておらず、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。普段通りお家にいるような感覚で過ごして欲しいという考え方がそこにはあり、自分もおばあちゃんの家に遊びに行った時の気持ちになっていました。
入居者の方々と一緒にご飯を食べ、お話の中から僕の知らないことをたくさん教えてくれました。学ばさせて頂いたのです。
介護する人、される人という関係性ではなくお互いがケアし合う関係がそこにはあって、介護という言葉は堅苦しいから「ケアニン」と呼ぶ。その意味を少しわかった気がしました。
今作はそのケアニンの本当の意味と映画『ケアニン』のなかでは描ききれなかった部分と全てが映し出されている。だからこそ目で見た入居者さんと耳で聞いたこと、感じた想いを、言葉にのせてリアルをしっかり伝えられたら嬉しいです。
福祉について家族について考える、それは生きている上で誰もが通る道。自分なら何ができるかを考えるというきっかけになってくれたら幸いです。この作品が沢山の方々に届きますように。