「僕ケア」シリーズ第2弾は、医師も警察もいない、島民100人ばかりが生活する“絶海の孤島へ”
前作「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」(2019年公開)は、世界中が注目する介護施設「あおいけあ」に1年間密着し、何故この施設が注目を集めているのか、その裏側に迫るという内容。第2弾となる本作の舞台は、鹿児島港からフェリーで12時間、島民わずか100人ばかりが生活するトカラ列島・宝島。この島唯一の介護施設に、若手ドキュメンタリー監督が半年間密着しました。はじめはリゾート気分を味わえると思っていた監督でしたが、飲食店や娯楽がなく、都会とはまったく違う環境に衝撃を受けます。しかし、これだけ不便な環境でも、島民は協力し合い笑顔で生活を送っており、その光景を目の当たりにし、いつしか「島民は生まれ育った場所でどのような想いを持って生活しているのか」と考えるようになります。
島唯一の介護施設に密着することで見えてきた“離島の介護”
監督が撮影を開始した時を同じくして、東京から介護未経験の若者がこの介護施設の責任者になるためにやってきます。慣れない離島での生活や、経験の浅い介護の仕事に苦戦し、ここへ来たことを後悔する若者。しかし、施設の利用者や島民らと触れ合うことで、徐々にその顔つきにも変化が現れはじめます。 一方の監督は、島唯一の介護施設に密着し、そこで働くスタッフ達の想いを聞いていくうちに、「離島の介護」のリアルを知ることになります。
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